こんにちは。
桑原通夫です。
銀行業は儲かるのが
当たり前です。
そのわけは・・
殆ど費用をかけずに仕入れを行い
それを貸し出しているから・・
つまり顧客から、ただ同然で
仕入れ(貯金)て
お金を貸し出しているから。
金利と元本を回収する・・のが
銀行です。
ダダ同然の仕入れとは
利息が0.001%だから・・
つまり・・10万円の仕入れに対して
年1円の利息(仕入れ費用」です。
銀行が10万円を年3%で貸し出した場合
収益は3.000円になります。
しかし原価は1円・・ですから
粗利が2.999円となるわけです。
年1%での貸し出しだったとしても
収益は1.000円になり
原価は1円ですから
粗利が999円となります。
こんなぼろい商売はない・・
というのが銀行業務なのです。
ところが・・現実には
同じ銀行でも、
儲かっている銀行と
そうでもない銀行に
分かれます。
ゆうちょ銀行の場合は・・・
24年第2四半期決算は
1810億の純利益・・
これは昨年同期と比べて
14.85%多かった・・
という事ですので
凄い儲かっていますよね?
ところがそうではない・・
という事で、この決算には裏が
あるようです。
ゆうちょの決算では損切を
行っていませんでした。
前期の含み損があるのに
損切計上せずに
その他の包括利益として
マイナス5291億円・・
としています。
つまり実質は‥
1810億の利益じゃなく
マイナス3481億円の
赤字決算だったのです。
ゆうちょ銀行は、実際は
巨額の含み損を抱えたまま・・
ですので、ここ数年
資産を減らし続けているのです。
つまり‥資産を減らしながら
儲かっています‥
と言っているだけで
実質は‥多額の含み損があるため
資産を減らし続けている・・
というのが現状です。
ゆうちょ銀行は、他の銀行と違い
法人への貸し出し能力がない・・
という事で、資金の運用が
債権中心になっています。
債権は金利の上昇により
多額の含み損になる事が多い。
つまり・・ゆうちょ銀行は
一見、儲かっているように
見えるが・・
実質は赤字で
預金高も減少傾向・・にある。
民営化により3部門に分かれているが
実際は日本郵便と「一蓮托生」の
銀行なのです。
ゆうちょ銀行は一応独立している
ように見えるが
営業は郵便局内で行われている・・
ということで
日本郵便からは切り離せない・・
毎年、日本郵便に拠出金も出して
支えているのが現状です。
だから努力してもなかなか
利益を出せる構図にはなっていない・・
という事です。
しかしゆうちょ銀行は
日本郵政グループ総資産の約8割・・
200兆以上の資産を持っている
ともいわれており
その他の包括利益として
多額のマイナス計上しても
平気なようです・・
だから、24年四半期の
純利益1810億円なんて
決算になるのでしょうが
もちろん投資家は馬鹿じゃありませんので
株価は当然‥下がるでしょう。
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