こんにちは。
桑原通夫です。
ソニーが3期連続で利益が
1兆円越え・・と聞くと、
さすが世界のソニーだと
思われますが
その中身は・・
かなり厳しい状況のようで
1兆円越えに胡坐をかいている
場合じゃない・・
という話です。
確かにソニーグループとしては
今期の営業利益が1.2兆円・・
でしたが、実はこれには
含み損・・が含まれていません。
含み損を考慮した包括利益となると
21年で11077憶
22年で6324憶
23年では2370憶・・と
毎年半分に落ち込んでいます。
売上が11兆5398億に対して
利益が・・2370憶って・・
実に・・利益率2%という
状況なのです。
つまり1億売っても
200万しか利益が出ない・・
という状況です。
23年度の部門ごとの決算は・・
ゲーム→マイナス960億
音楽→プラス522億
映画→マイナス980億
家電→マイナス334億
半導体→プラス567億
金融→プラス738憶
でした。
ソニーの金融は生命保険が主ですが
今は、生命保険業界そのものが
どこも極寒状態なのです。
それなのにこの金融事業部門を
切り離して・・上場させるとは・・
ソニーの業績は・・
ゲーム映画家電の減益を
音楽・半導体事業・金融の増益で
補う形になっています。
営業利益は・・1.2兆円。
しかし・・含み損益を考慮すると
包括利益は2370憶になります。
ソニーグループの金融事業ですが、
同社の金融事業は
売り上げの12.5%を占めており
映画や半導体よりも儲かっています。
その金融事業をソニー本体から切り離すって
一体どういう事でしょうか・・
ソニーの前年度決算は
営業利益1兆2082億円と
最高益を記録しましたが
金融事業が無ければ・・
1兆円を割り込んでいました。
ソニーが不振の時代も
親会社を支えてきた
“孝行息子”をわざわざ切り離すのは
どうしてなのか・・
ソニーによると、
「当社の金融事業は今後多額の投資が
必要になると見込まれています・・
そこでソニー本体から分離することで
独自の資金調達ができるようになり、
経営の自由度も増します・・
社内では今年2月から検討されていたことです」
という事です。
果たしてソニーの今後は・・
何時までも勝ち組に胡坐をかいている
時代ではない‥という事ですね。
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