宝くじが当たらない仕組みとは・・

こんにちは。

桑原通夫です。

 

日本の宝くじは世界で最も割の悪い

ギャンブルです。

 

ギャンブルには期待値というものがあり

期待値とは・・

 

確率論や統計学の概念のことであり

特定の試行を繰り返した際に得られる

結果の平均値のことです。

 

株式投資で言えば

リスクとリターンが常に存在し

両方を天秤にかけて行うものです。

その成功の確率の物差しとなるのが

期待値です。

 

様々なギャンブルの期待値を比較すると

パチンコは・・97%と高く

競馬は・・75%となり

最も低いのが宝くじの46.5%・・

ということです。

 

宝くじの売上はどこに

消えていくのか・・

宝くじの総売上高は約8000億以上

ありますが

そのお金はどのように使われているのか・・

46.5%は当選者に支払われます。

そして・・14%は印刷経費や販売所の

手数料となり

38.2%は収益金として

全国都道府県及び20の指定都市に収められ、

公共事業に使われています。

 

実はこの公共事業者という・・

が曲者で、

公共事業所以外にも流れているのです。

 

収益金は多くのトンネルを迂回させて

解りにくくしながら

 

本来の目的と違うところにも

配分される仕組みになっている・・

ということです。

 

運営側はその配分先についても

本来であれば明確にすべきですが

 

いろんなトンネルを経て配分させることで

わざと一般には見えにくいようにしています。

 

何のため?・・官僚の天下りのためです。

その使途先には・・官僚達の天下り先に

流れる仕組みになっている・・

ということです。

 

では、宝くじはどこが販売しているのか?

ということになると

販売元(胴元)は→地方自治体になります。

 

しかし、地方自治体が直接販売している

わけではなく

銀行に業務委託をして販売しているのです。

 

監督管理は国であり、総務大臣となっています。

 

ですから宝くじを民間で販売すれば

刑法第187条違反となります。

 

販売胴元は・・当せん金付証票法

定められた全国都道府県+20の指定都市・・

で販売していることになります。

 

これらの胴元である地方自治体から委託を受けて

1945年の第1回めの宝くじから

運営を担当しているのが、みずほ銀行です。

 

みずほ銀行のもとは、第一勧業銀行と

富士銀行・・・そして日本興業銀行です。

 

その第一勧業銀行は・・

第一銀行と日本勧業銀行の合併で

誕生しました。

 

そしてこの勧業銀行が発行していた債権が

宝くじの起源になっている・・ということです。

 

そのみずほ銀行から38.2%という収益金が

地方自治体へ送金されてきた・・

ということです。

 

そして地方自治体だけでなく、

地方自治体等・・という名目で

不正に運用されている部分がある・・

 

その自治体等・・に官僚が天下る・・

という仕組みなのだそうです。

 

官僚達は庶民から集めたお金が

自分たちの天下り先にうまく

流れる仕組みを作っていた・・

ということです。

 

その筆頭が第一勧銀系だったりと、

とにかく元官僚達が

その恩恵に預かるような仕組みが

出来上がっているのだそうです。

 

宝くじが売れれば売れるほど

元官僚たちが甘い汁を吸える・・

ということです。

 

庶民から巻き上げたお金を

あの手この手で懐に入れようと

企んでいる連中がいる・・

 

そのために期待値が半分以下という

最悪のギャンブルになっているのです。

 

宝くじの当選確率を計算すると・・

1当の当選確率は・・

1000万分の1です。

 

これは宝くじを毎回3万円分ずつ

100年間買ったとしても0.1%しか

当たらない・・

という確率になり

 

99.9%の人は100年間寄付を

しているのと同じです。

 

確率や期待値を重んじる

投資家は宝くじを買わない・・

という理由がこれです。

 

こうやって分析してみると

夢を買う・・にしてはあまりにも

むなしい。

 

なんか宝くじを買うのは馬鹿らしくなる

最悪のギャンブルであることが

理解できますね。

 

それでもあなたは買い続けますか?

 

実態は→宝くじ=寄附行為・・と言えます。

 

しかし・・貧しい人を助けるための寄付なら

それもよし・・ですが

 

元官僚や天下り先に流れるとなると

腹立たしい限りですね。

 

最後までご覧いただきありがとうございます。