こんにちは。
桑原通夫です。
普段何気なく使っている
リスクという言葉ですが
その語源については
諸説あります。
アラビア語の・・明日の糧
イタリア語の・・船乗り(勇気をもって試みる)
という事は‥もともとリスクには
挑戦する・・
と言う意味合いが強く、
今使われているような、危ないこと・・
将来起こるであろう危険の割合・・
等ではありません。
そして・・リスクには
実はもう一つの重要な説が
ありました。
それは‥リスク=時間
という事です。
リスクの根源になっているのは、
時間である‥という説です。
つまり、
短い時間は・・リスクが小さい
長い時間は・・リスクが大きい
という事です。
わかりやすい例えとして・・
労働時間対賃金で見てみます。
働き方は様々で・・
時給の人もいれば
週給の人、月給の人・・
あるいは年俸の人もいます。
その中で・・能力差が一番出るのは
年俸です。
雇う側にすれば・・
1時間働いてもらう場合、
能力差はさほど気になりませんが
1ヵ月や1年となると
人によって仕事量に大きな違いが出ます。
という事は・・
時給の人を雇うリスクは‥少ないが
年俸制となると‥大きなリスクになる。
という事です。
つまり・・時間が長いほど
リスクは高まるのです。
世の中は‥ハイリスク・ハイリターン
でしたよね。
という事で・・
給料が高いのは、契約時間の長い
年俸制・・となり、
安いのは・・時給労働者となります。
時間=リスクと考えた場合、
時間が長くなるほど
危険度は大きくなり、
結果の差も大きくなる・・
という事です。
バイトやパートには
無理な要求をするのは
間違っています・・
しかし、正社員となると
リスクも大きくなります。
その分‥要求も大きくなります。
ハイリスク=ハイリターンです。
少ない時給で・・こき使うのは
根本的に間違っています。
ローリスク・ハイリターンは
どこにも無いのです。
宝くじやギャンブルだって、
長い目で見れば
ハイリスク・ハイリターンに
なっているのです。
リターンがあればまだマシです。
宝くじ・ギャンブルの類は
やればやるほど・・
ハイリスク・ノーリターンになるのです。
人生で大きな成果を期待するのであれば
どこまで行っても、
長期の努力以外ありません。
大きなリターン=長期に亘る努力
投じる時間の差→リスクの差→成果の差
なのです。
勇気をもって挑戦するか・・
明日の糧をさがすか・・
コツコツと努力するか・・
いずれにしましても・・
時間が最大のリスクになっているのです。