世界のデンソーは生き残れるか・・今のままでは・・

こんにちは。

桑原通夫です。

 

デンソーは世界中に

世界最高品質の

良い製品を作って

提供しています。

 

デンソーグループは、

日本、北南米、欧州などに

188の連結子会社

持っています。

 

そして、連結売上高は

4兆3088億円・・

 

従業員数も14万6714名・・

という巨大な企業グループです。

 

しかし‥デンソーは驚くほど

利益率が低い・・と言われています。

 

 

昨年の最高益・・というのも

はっきり言って為替の影響・・

によるものでした。

 

デンソーはなぜ、利益率が悪く

競合の多い北米と欧州から

手を引かないのか・・

 

北米でも欧州でも・・

儲からないものをいつまでも

販売しています。

 

なぜ?

それは戦略がないからです。

 

デンソーは、車中心の部品を

作っていますが・・

 

主な製品は自動車の

 

熱機器関連・・

エンジン関連・・

電気機器関連・・

電子機器関連・・

ITS関連・・

 

と多種多様の製品を

作っています。

 

儲かるものも、儲からないものも

需要に応じてつくっている。

 

半導体一つとっても

マイコン半導体やセンサー、

パワー半導体

全ての種類を作っています。

 

車だけでなく他の半導体にも

手を出しているのです。

 

もちろん、デンソー

今でも間違いなく自動車部品・・

を中心に作っているわけですが

 

自動車業界では今、

大きな市場変化が起きていて、

 

売れる市場が先進国から

新興国に移っています。

 

つまり、高級車と低価格車という

ニーズの二極化が

顕著になってきているのです。


そしてもう1つ、

地球環境に配慮する・・

という観点から、

 

今までガソリンやディーゼル

のような

内燃機関で動いていた車が、

 

電気モータで動く時代に

変わってきていることです。


それなのにデンソーが作る

部品の3分の1は、いまだに

エンジン関連のものです。

 

こうした業界の大きな2つの

変化に対しては

デンソーグループ内部の

流通構造や経営構造の変化

が必須なのです。

 

デンソーは日本で設計して

モノを作り、

海外に送って現地で組み立てるという

 

いわゆるピラミッド構造のモノと

情報の流れでした。

 

しかし、これからは

顧客の近くで設計し、

 

その車が売れる消費地の近くで

部品を生産すると言った

 

最適地設計、最適地生産に

切りかえていく・・

 

経営構造も単独重視ではなく、

連結重視へと

シフトしていく必要があります。

 

世界中の188社の経営情報を

スムーズに吸い上げ、

連結でマネジメントする・・

 

良い製品を作って提供する・・

だけでなく

儲からないものは切り離す・・

 

利益率の高いものに

特化していく事です。

 

そうしなければデンソー

世界中から重宝されても

 

お人よし企業のままです。

 

頑張れ・・デンソー・・

 

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