こんにちは。
桑原通夫です。
日本のメガバンクが好調らしい・・
そのわけとは。
三菱UFJ・三井住友・みずほの
3メガバンクグループが15日発表した
2023年3月期連結業績は、
純利益の合計が前期比4.6%増の
2兆4778億円でした。
連結純利益の合計としては
14年3月期以来9年ぶりの
高水準です。
銀行ってどこも大変だったのでは・・・
どうしてメガバンクだけ好調なの・・
その要因となったのは、
国内外の好調な資金需要と
米国の金利上昇による
貸し出し利ざやの改善・・
ということです。
三菱UFJの場合は・・
売却に伴い、保有していた債券の
評価損を計上・・
そのため、純利益水準を1586億円
押し下げました。
結果として、連結純利益は
前期比で1.3%の減少となりました。
しかし、国内外で預貸金の収益が
拡大しており、本業の実質業務純益は
7996億円・・・と45.2%の
増加になったのです。
という事で三菱UFJの第一四半期の
純利益は・・5583億となり、
1年前の4.9倍となったのです。
グループ全体で稼いだ金額、
5583億の内訳はというと・・
銀行業務・・4048億
信託 ・・167億
証券 ・・138億
ニコス ・・赤字決算
アコム ・・54億
アユタヤ銀行・・236億
ダナモン銀行・・50億
オーストリア信託銀行・・47億
モルガンスタンレー・・800億
という事でした。
以上のように銀行業務が絶好調だった
わけは・・
金利の上昇が大きかった・・と
いう事です。
現在の三菱UFJの企業への貸付が
112兆円・・あります。
海外向け利ザヤが0.26%の場合・・
1兆円の貸し出しで
26億円の利益が生まれます。
三菱UFJはすでに112兆円を
貸し出していますから
何もしなくても、莫大な利益が
入ってくるのです。
その上、三菱UFJは、
まだ108兆円の預金を
保有しています。
利益を稼ぎやすい環境にある・・
という事です。
メガバンクはそろって絶好調・・
という事で
ボーナスも増額だった・・
という事です。
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