こんにちは。
桑原通夫です。
半導体メーカーが好調とういう事
ですが、本当なの?
半導体売上ランキングは・・
1位 キオクシアHD → 1兆5265億
2位 ルネサスエルクトロにクス→9944億
3位 ソニーグループ → 9922億
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9位 ソシオネクスト → 991億円
全体に好調の理由は・・
5Gや自動車・スマートデバイス向けの
分野において
2019年に開発案件だったものが
量産化に転じたためです。
それに円安による為替差益も
追い風となりました。
9位のソシオネクストを例にとると・・
ソシオネクストは2019年に
日本企業からの受注で
設計開発→2年後に量産化となり
収益が増えています・・
その割合は150%増という事です。
そして今後の見通しは‥となると
日本企業の受注が終り、
アメリカからの受注に
切り替わっているそうです。
受注先が日本企業の場合は
産業用の半導体が主でしたが
アメリカ受注となると、今後は
自動車用の半導体が中心になります。
半導体設計開発企業の収益は
設計段階で4分の1・・
それがOKとなり量産化に
入った時に4分の3が入る・・
という事のようです。
ソシオネクストの利益が
150%・・つまり2.5倍も
前年度より増えたのも、
このように、
開発段階なのか・・
量産化体制になったのか・・
によって、大きく違ってきます。
そしてソシオネクストの
2023年度の収益の中身は・・
3分の2が実は円安(為替差益)
によるものでした。
本業での利益は3分の1・・
という事で、ソシオネクストが
絶好調で株価は上がる・・と
予測する向きもあるようですが
本業での業績アップが
アメリカ受注になって
どう変わるか・・
円安がどこまで続くか・・
等の不安材料もあり、
慎重な見極めが必要です。
ただ・・2019受注のものが
2年後も量産化が落ちなければ、
売り上げ増も期待できます。
産業用→AV自動車用 となると
アメリカ企業相手に
どこまで受注を伸ばせるか・・
それに、ソシオネクストの
半導体は・・最先端では
ありません。
ソシオネクストでは
5ナノ.7ナノの設計ですが
最先端は2ナノ・・です。
しかし・・自動車用にナノ(微細化)
が、どれほど重要なのかは・・
?です。
車用となると微細化よりも
振動や視線環境の中で
耐久性や安定性も重要です。
いま米国から受注している半導体
が量産体制になった時・・
利益も大きくなる・・
ソシオネクストの
昨年の156%増・・という
好業績の原因を分析すると
日本企業からの受注による
産業用半導体が量産化に
移ったことと
円安による為替差益が
大きな要因だった・・のです。
今後は・・アメリカ企業から
自動車用半導体の設計をしている。
それが認められ何時‥何個の
量産化の受注があるかは・・
未知数です。
確かな見込みがない状況です。
今後のソシオネクストの成績は・・
不確実性が高く・・
不安要素の方が高い・・
と見るべきです。
現在のソシオネクストの
状態です。
長期で見れば・・企業価値と
同等レベルまで下がるだろう・・
と見るべきです。
今後は下がるだろう‥という事です。
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