セブン&アイの株主総会・・投資ファンドを退けた裏には・・

こんにちは。

桑原通夫です。

 

セブン&アイ・ホールディングス

株主総会が行われた。

 

物言う株主として有名な

アメリカの投資会社・・

バリューアクト・キャピタルは

 

収益の低迷などで、株主に

損害を与えた・・

として井阪氏らの選任に反対し、

 

別の取締役の選任を求める

株主提案をしていたが

 

株主の過半数の賛成で

現経営陣の続投が決まった。・・

という事です。

 

 

バリューアクトは・・

高収益のコンビニ事業への

集中を求め、

井阪氏らが現状維持を優先

している・・などと批判。

 

一方、会社側は、

バリューアクトの提案が

 

短期的な利益を獲得することを

目的とした

短絡的かつ乱暴な計画を強行

するための手段である・・

と批判していました。

 

なぜ?こういう対立が起きるのか・・

というと理由は簡単です。

 

そもそも、投資側と経営陣は

ものの見方が違うからです。

 

投資ファンドとは・・

 

投資をする

企業価値を高める働きかけをする

企業価値を上げる

時価総額を上げる

株を売却して利益を得る・・

というのが最終目的です。

 

そこで今回のように

バリューアクトが、

コンビニ事業に特化するよう・・

株主提案をしても、

 

経営陣に聞き入れてもらえなかった

場合、

株主総会で争う‥

という流れになります。

 

最初はやんわりと・・

経営陣と対話をする。

 

しかし経営陣が理解しない場合

株主総会で争うことになる・・

 

というのが一般的な動きです。

 

冷静に考えてみれば

元々、株主と経営陣とでは

そりが合わないものです。

 

それはお互いに、

会社を見る視点が

違うからです。

 

簡単に言えば・・

未来を見る投資家・・に対して

過去から今を見る経営陣。

 

外から見る投資家に対して

内から見る経営陣・・

の違いです。

 

最終的には、投資ファンド

経営陣も目的は一緒のはずなのに・・

 

日頃から会社を見ている視点が

違うため、

目的地に至るまでの手段の違い・・

が生じるのです。

 

今回のセブン&アイと

投資ファンド(バリューアクト)

の場合・・

 

バリューファクト側は

セブンを16か国→100か国を目指せ・・

赤字事業をやめろ・・

百貨店をやめろ・・

グローバルチャンピョンを目指せ・・

と主張したわけです。

 

ところが、

株主総会では否決された・・

 

2023は過去最高益で最高値・・

にもかかわらず

現経営陣を退任させる必要は無い・・

という株主総会の判断でした。

 

セブン&アイの好成績の理由は、

アメリカのスピードウェイを買収していた・・

事によりもたらされたものです。

 

最高益の理由・・

外部環境の変化・・ 原油高や

為替差益により、

海外での利益が増えました。

 

投資ファンドは内部要因で

合理的な戦略を提案しましたが

 

しかし、

セブン&アイは2023に実績を

上げている・・

スピードウェイの買収のお陰だったが

 

結果として・・

株主が満足する結果を出していたため

投資ファンドの言い分は却下・・

となったのです。

 

つまり‥セブン&アイが過去に

米企業を買収していたことと、

円高という運も味方しての

勝利だったのです。

 

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