石油は無くなりますか? ガソリン車も無くなりますか?

こんにちは。

桑原通夫です。

 

石油はなくなるのか?

 

化石燃料もいずれは無くなるでしょう・・

石油から作られるものとして

最も需要が高いのがガソリンです。

 

日本でも戦後の高度経済成長と

歩調を合わせるようにガソリンの

需要が伸びて来ました。

 

所謂、マイカー時代の到来もあり

その他にもペットボトルや合成繊維など

様々な分野で石油が消費されて来ました。

 

1956年にアメリカの物理学者である

ハバートが・・

資源には限界があり、石油の生産量も

1970年代にピークを迎え

その後減少していく‥と述べました。

 

しかし・・現実には50年が経った今でも

変わりなく石油は使われ続けています。

 

そこで石油がどれぐらいで枯渇するかの

目安として「可採年数」というのがあります。

 

可採年数とは可採埋蔵量を年間消費量で

割ったものです。

 

ハバートが言っていた1970年以降にも

世界中で、新たな油田が発見されている

こともあり、

 

ピーク時は伸びまして、石油の可採年数は、

あと50年というのが

最新の統計データとして発表されています。

 

と同時に世界の人口も伸び続けています。

 

人口が増える限り

エネルギー需要も増え続ける・・

 

人口が増える(80億突破)

自動車の台数も増える

石油(ガソリン)の需要が増える

 

という構図は変わりません。

 

そして現実問題として

今世界で消費されているのエネルギーは

何によって賄われているかというと

 

石油・・31%

石炭・・27%

ガス・・24%

という事で、実に82%が

化石燃料によるものです。

 

再生可能エネルギーはたった7%です。

原子力は4%です。

 

そして人口が増えているのは

アジアやアフリカです。

 

石油は何に使われているか・・

というと、一番多いのが

移動手段にです。

 

つまりガソリンとして車や

飛行機などの移動用として

一番多く使われているのです。

 

その自動車市場は欧米や

日本では成熟していますが

 

東南アジア・インド・アフリカでは

これからますます需要が増えて行きます。

 

そして発展途上国で実際に買える車は

EV車ではなく・・ガソリン車です。

 

成熟した先進国の間では・・

石油の採掘は地球の炭素循環を崩すから

ガソリン車は廃止すべきだ・・という

声が高まっています。

 

それは理屈では正しいことかも知れませんが

現実的ではありません。

 

理屈として環境問題を考えることは正しい・・

しかし、現実問題として消費者が

自動車を購入する場合・・

 

優先順位の1位に環境に良い・・

とはならないのです。

 

発展途上国では価格が安いこと・・

東南アジア・インド・アフリカ諸国では

自動車購入の優先順位は・・

価格であります。

自分に買える値段かどうか・・です。

 

理論や理屈よりも、現実を直視して

考えていかなければ

経済の見通しも間違ってしまいます。

 

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