絶好調のネクステージに不安材料・・

こんにちは。

桑原通夫です。

 

中古車販売大手のネクステージが

東証プライム市場の値上がり率銘柄

ランキングの首位となったそうです。

 

2023年11月期の第2四半期累計

決算は売上高2298億2800万円で

前年同期比26.0%増と好調でした。

 

しかし、純利益は56億8000万円と

いう事で、8.8%減という事で

増収減益・・と言う結果でした。

 

人気は高く、買い注文が膨らんでいる

状況ですが、果たして今後の見通しは・・

 

ネクステージは、幅広いサービスを提供する

という事で

単なる中古車販売と異なり、

保険代理店や車検修理と言った

総合店としての形態に変えたことが

功を奏し・・

21年11月期の連結ベースの

売上高営業利益率

競合他社の2倍近くになった・・

 

以後、破竹の勢いで店舗展開を

しているネクステージですが

 

その強気の戦略は大丈夫なの?

という事で調べて見ました。

 

ネクステージの事業内容は

中古車の転売が中心ですので

 

中古車を仕入れて、それを販売しています。

しかし2015年からは総合サービスを

目指し・・

アフターフォロー事業として

保険の代理店事業や車検修理などで

業績を伸ばしている企業です・・

 

以降・・業務の標準化や

マニュアルの整備などを武器に

積極的に新規出店をしています・・

 

コンビニよりも数の多い

中古車販売業の中で

 

ネクステージが目指してい要るのは

市場の寡占化をめざしている・・

という事で、その後も

強気の出店を続けています。

 

そのおかげで株価も右肩あがり・・

快進撃を続けています。

 

しかし・・

急激な店舗展開による

不安材料も見つかりました・・

 

果たして、将来性はどうか?

という事ですが

 

ネクステージは小売業です・・

という事は、製造業と違い

付加価値がつけにくい商売です。

 

つまり商品でのオリジナル性が

持てない・・競争優位性が出しにくい

という事で、業界全体として

粗利益が低い業種なのです。

 

17.7%がネクステージの粗利・・

という事で、小売業特有の

典型的な薄利多売の事業なのです。

 

祖利益率17%という事は

100万売っても、17万の利益です。

 

それなのに急激な店舗の拡大です・・

当然、キャッシュフローは苦しい状態

でしょう。

 

営業キャッシュフローもマイナス。

投資キャッシュフローもマイナス。

 

おまけに銀行借り入れの

財務キャッシュフローが288億という・・

資金繰りに余裕のない企業・・・

という姿が浮かんできます。

 

少子化や若者の車離れなど・・

今の日本の中古車市場は、残念ながら

減少傾向にあります。

 

Z世代の影響か・・

新車販売そのものが 日本では

縮小気味です。

 

当然中古車台数も少なくなるのは

当たり前です。

 

利益率の低いネクステージが

今後も無理な業務拡大をしても

付加価値がつけにくい業態では

薄利多売を続けるしかありません。

 

ネクステージは今後も

キャッシュフローで苦労することに

なりそうな気がします。

 

シェアを寡占する前に

市場そのものが縮小する分野で

どのようにして生き残っていくのか・・

その方が問題だと思います。

 

株価も今がピークですが

増収減益の体質改善は

簡単ではありませんね。

 

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