信越化学はなぜ強いのか・・汎用性と最先端のセグメント・・

こんにちは。

桑原通夫です。

 

信越化学が

経常利益1兆円を達成した・・

ということです。

 

信越化学工業は日本最大の

化学メーカーです。

 

業務内容は、塩ビ樹脂や

シリコン樹脂、レア・アース

マグネット等に加え

 

それぞれの素材の加工やプラントの

設計・建設などを

主な事業としています。

 

信越化学の強みは

バランスの良い事業の

分類にあります・・

 

 

事業内容としては

汎用性のある素材と

最先端技術分野とを

 

上手くセグメントしている・・

ということです。

 

このセグメントによって

常に変化に強い経営基盤が

出来ているのです。

 

しかし・・その信越化学でも

コロナ特需も終わり

 

半導体需要も縮小しているため

シリコンウェハーの需要が

減少・・

 

又、米国住宅需要の停滞で

塩化ビニール樹脂の減速もあり、

直近6カ月は利益も減少しています。

 

それなのに設備投資は

毎年増え続けています。

 

ここ2年間だけでも2倍近い

設備投資を行っているわけとは・・

 

信越化学は、設備投資→規模の経済→

価格競争でも勝つ・・という事を

最大の戦略としています。

 

金川社長は・・

長期的に塩ビ需要は世界で増々

増えていく・・

という確信を持っています。

 

半導体に関してもEV車になると

需要が4倍以上になるだろう・・

 

この二つを見込んで設備投資に

力を入れているのです。

 

そして株主への配当もしっかりと

行い、同額程度の設備投資も

行っています。

 

自社株買いをすることで

株主数を減らし・・

結果として1株の価値を高めています。

 

これを見た投資家は・・

当然、心が動きます。

 

株価上昇と共に

1株価値も上がる・・

 

汎用性と最先端技術・・

どちらにも強いのが

信越化学・・と言う事です。

 

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