こんにちは。
桑原通夫です。
決算書の読み方・・
というと、苦手な経営者も
多いわけです。
では、何故?そうなるのか・・
というと、
決算書は家計簿と違うからです。
何がどう違うのか・・
まずは誰のために作られるのか・・
という点が違います。
家計簿は収入と支出だけ・・
です。
つまりその日のお金の流れの
真実を記録します・・
いくらのお金が残っているか・・
どれだけのお金を使えるか・・
それを知るために、
家計簿はつけられているのです。
家計簿=本人のために作る
事実をありのままに理解するため・・
家計簿が付けられているのです。
一方の決算書は・・
決算賞=投資家のために
作られるのです。
投資家に対して、
出資してもらうために作ります。
そしてその中身は、事実ではなく
解釈の仕方を報告するものです。
決算書を作る目的は
解釈を投資家に報告するための
ものです。
つまり‥家計簿は事実ですが
決算書は解釈である・・
という大きな違いがあるのです。
では・・決算書は何故?
解釈で造るのか・・
という事ですが、
投資にはリスクがつきものです。
そこで事実だけの報告となると
誰も投資する人がいなくなるから・・
例えば・・100憶で事業を始めたい・・
私に投資してほしい‥と言っても
そこに家計簿のように事実だけで
報告したら・・
収入100億→支出100億で
収支0円→配当も0円・・
となり
誰も投資する人はいなくなります。
そこで
収入100億→支出90億で
収支10億の利益→配当益
という報告の方が
投資家は投資しやすくなるのです。
人がする事業に対して
リスクを払う投資家がも止めるのは
利益をいくら出せるか・・です。
投資家に投資をしてほしい
事業であればあるほど、
リスクが大きい事業になります。
そこで家計簿のように
事実のみで報告されれば・・
収入100億→支出100億
収支0円→配当も0となり
利益が出ないと配当に
回せないから
誰も投資する人はいなくなる。
経営者→お金を全額使ったほうが
得ですが
投資家→多くのお金を残して
くれた方が得なのです。
つまり、
投資家と経営者の利害関係は
真逆なのです。
もし‥家計簿のように
事実に基づいた決算書であれば
それを見て投資をする人は
いなくなってしまいます。
そこで・・今から500年ほど前に
イタリア人が考え出したのが
決算書‥という事です。
決算書は→解釈とする・・
出資を検討している投資家にとって
有利になるような解釈で作られた
出したのが、決算賞です。
例えば減価償却というものがありますが
あれこそ→事実ではなく、解釈です。
10億の設備をしたのに・・
その年の費用は1億だけにする・・
残りは毎年1億ずつ9年かけて払う事にする・・
事実は違います・・10憶を支払っているのに
毎年の費用は1億ずつです。
家計簿とは全く違います。
しかし・・この決算書の発明により
複数の会社を比較検討しやすいように
したのです。
それには一定のルールを決めて
解釈の仕方を出来るだけ統一しようとした
のが決算書なのです。
事実の列挙である家計簿なら
小学生でも作れます。
耐用年数を何年にする・・
そのような会計年数を用いると
投資家から10億集めた
10億を機械購入で使った・・
収支0では投資家に配当が
無くなります・・
そこで10年に分けて
1億ずつの支出とすると・・
9憶が残る・・
という解釈にすると利益が出た
ことになる・・
それを見て投資家は・・
その会社に投資しやすくなる。
家計簿は現金主義ですが
決算書は発生主義です・・
家計簿は・・収入―支出ですが
決算書は・・収益ー費用となります。
家計簿だと収入-支出ですから
誰が就くっても同じです。
ところが、
決算書には無限の解釈があります。
ですから解釈次第で
粉飾決算もある‥という事です。
まとめますと、
決算書は投資家のために
作られるもので、必ずしも事実とは
違います。
その見方は細部にこだわらないで
当期純利益が全て・・なのです。
投資家は投資資金を回収できるか
どうかを判断する・・
そのための材料が決算書なのです。
投資家は・・その企業の未来の利益を
決算書で予測できればいいのです。
ですから‥投資家は細かいところは
見ません。
会計士とは違い・・当期純利益の
推移を見るだけ・・です。
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