こんにちは。
桑原通夫です。
楽天銀行が今日
2023年4月21日に
東証プライムに
時価総額・2.380億、
公開価格・1.400円で
新規上場‥という事です。
これによって・・
楽天グループは最大で
1057億円の資金が手に入る
事になりますが・・」
果たしてこれが干天の慈雨となるか・・
あるいは焼け石に水・・となるか。
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親子上場については、
上場子会社が親会社の利益を
最優先することへの疑念から
機関投資家などの批判が強いのも
事実です。
上場後の楽天Gの持ち株比率は
63%となります。
今の世の中・・預金よりも投資が
有利なのは明らかです。
しかし楽天銀行の上場については
3月の時点では・・
公開価格→1.960円が想定価格
でしたが
実際は・・1.400円という事で
3割ほど低い公開価格と
なりました。
今後、銀行株は衰退する・・と
株式市場では予測されています。
その理由は・・
貸出金利が低い事と
貸出先が問題なのです。
ネット銀行の貸出先は・・
住信SBIネット銀行は・・
住宅ローンが主流です。
楽天銀行の貸し出し先は
どこなのか・・というと、
楽天カードに貸している・・
と言えます。
楽天カードを使って
消費者がリボ払いやカードローンを選択する
↓
楽天カードが債権化して・・
↓
楽天銀行へ売却・・
という流れです。
つまり、消費者は楽天カードから
お金を借りているのではなく
楽天銀行から借りていることに
なるのが現実です。
という事は、
楽天カードが成長すれば
楽天銀行も成長する・・
とも言えます。
楽天カードのリボ払いは
年15%・・
カードローンは18%です。
とんでもなく高金利です・・
ですからリボ払いは
短期で借りてすぐ返すときに
利用すべきもので
長期のリボ払いはとんでもない
地獄を見る結果になります。
毎月の支払いと金利が同じになり
いつまでたっても元金が減らない・・
地獄への1丁目となるのが
リボ払い決済なのです。
お金の知識がない人が
利用するのがカードローンや
リボ払いです。
絶対に手を出しては
いけません。
銀行の主な貸出先と金利を
比べてみると
メガバンク→大企業→0.98%
地方銀行→中小企業→1.01%
住信SBIネット→住宅ローン→0.44%
そして・・
という事です。
その他のクレジット・カードの
利益を比較すると
収益性では
VISA・マスター→0.2%
三井住友→1.9%
楽天カード→2.9%
という事です。
お分かりのように、楽天カードの
利益率は、他のカード会社よりも
高いのです。
ネット通販が成長する限り
キャッシュレス決済も増えるため
楽天カードも成長する可能性が
高い・・とも言えるのです。
しかし楽天カードはいいとして
親会社である楽天グループは?
となると話は別です・・
今、楽天グループは借り入れが
急増中・・(モバイルの環境整備のため)
楽天銀行単体ではうまく行ってますが、
楽天グループとすれば・・疑問です。
親子上場は・・
親会社の影響が強くなるため
楽天銀行へも影響が強くなる・・
例え上場したとしても
手放しで喜べるような株ではない・・
という事です。
最後までご覧いただきありがとうございます。