ノーベル化学賞受賞で苦しむ社員・・島津製作所とは・・

こんにちは。

桑原通夫です。

 

ノーベル賞を受賞した会社員・・

田中幸一氏の苦悩とは・・

 

あれから21年も経ちますが

その田中氏は

私はノーベル賞に値するような

ことをやったとは思っていなかった・・

色々騒がれて辛かった・・と

漏らしたことがありました。

 

元々は電気工学が専門・・

それが島津製作所に入社してから

科学の研究をさせられて・・

 

その研究テーマは・・

人体を構成する

タンパク質を分析する方法の

開発だった。

 

その島津製作所について・・

 

何をしている会社なのか・・

というと

分析計測器を制作している

会社です。

 

その島津製作所の社員である

田中氏が、2002年に

 

タンパク質の質量分析法・・で

ノーベル賞に輝き

日本中が盛り上がりました。

 

それ以来‥島津製作所

右肩上がりで成長し続けて

来ましたが、

 

2020年から2022年の2年間で

883億の現金が増えた会社ですが

この現金の使い方が下手だった・・

 

一体何に使ったのか・・というと

TOB(株式公開買い付け)です。

 

その公開買い付けをした会社は

日水製薬・・と言う製薬会社で

 

島津製作所にとって、日水製薬の買収は

利益率を上げる要因にはならなかった・・

ということです。

 

その上、時価の7割も高く買っているので

相場よりもだいぶ割高な買い物となった・・

 

たとえM&Aがブームとはいえ

あまり上手なお金の使い方ではなかった・・

という事で、投資家目線では今後

株価をさげるだろう・・

と言われています。

 

本業では素晴らしい企業ですが

投資は下手くそ・・ということで

時価総額に見合ったところまで

下がるだろう‥という事です。

 

島津製作所の本業は・・

分析計測器の政策と販売です。

 

具体的には、医療画像診断気や

航空産業機器などを作っていますが

 

様々な研究所にとっては

なじみのあるものばかりです。

 

島津製作所は1875年設立ですから

明治8年という歴史のある企業です。

 

差て肝心の田中氏ですが・・

ノーベル賞受賞後も

極力マスコミを避け続けてきました。

 

その理由としては・・

自分が本当にノーベル賞に値するような

人間ではない・・と言う思いがあったから

という事です。

 

田中氏はノーベル賞につながったと言われる

発見も
 受賞の知らせを聞いた時は、

腰を抜かしたそうです。

 

最初の1、2年は、なぜ評価して

もらえたのか分からないまま

右往左往していたそうです。

 

自己評価と周りの評価の違いに

もがく苦しんで来たようです。

 

受賞のお陰で自分では

処理できないほどの多くの共同研究の

依頼も来たそうです。

 

そんな中で必死で取り組んできた結果・・

自分が何をやれば良いかが

少しずつ見えてきた‥という事です。

 

もがきながらの中で、

質量分析技術が病気の診断や

予防にも役立つと考え、

 

アルツハイマー病の根本治療薬の

共同研究に加わりましたが、

残念ながら途中で止まってしまった・・

 

でもそこで、薬が難しいなら病気の

早期診断や早期検出を目指そうと

方向性を変えたそうです・・

 

それが功を奏して・・

次の功績へとつながった・・

 

たんぱく質の少しの違いが

病気を引き起こすことが

わかっていているので、

 

体内のたんぱく質を調べることで

病気の診断ができます。

 

質量分析法を使って

細胞や血液中のたんぱく質

分析することで、

癌やアルツハイマー

早期発見に貢献しているのです。

 

ノーベル賞を受賞しても、

驕るどころか・・苦悩しながら

研究者・技術者として研究に

取り組んで来た・・

 

そして世の中に貢献し続ける

田中氏こそ・・

最もノーベル化学賞にふさわしい 

人物である‥と思います。

 

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