IRジャパンの不祥事について・・
アイ・アールジャパンに
インサイダー取引の疑いで
強制調査が入った・・
上場企業へのIR支援を行う
IRジャパンホールディングスの
元副社長で最高執行責任者
だった栗尾拓滋氏が
インサイダー取引に関わった
疑いで、
IRに証券取引等監視委員会による
強制調査が入った・・
このニュースで同社の株価は
たちまち暴落、
株価4270円→2370円に・・
容疑内容は・・
大型案件の進捗遅れを理由に
21年3月期の業績を下方修正、
この発表前に
インサイダー取引に絡む
行為を行ったというもの・・
発表前株価は
1万6000円台だったが、
翌営業日の終値は
1万3000円台に下落・・
つまり・・売りで儲けた
ということだろうか・・
未公表の重要事実をもとに
株を取引する行為を
インサイダー取引として
禁じられています。
これを野村証券出身の
副社長である栗尾氏が
知らないわけがない・・
インサイダーとなると
法定刑は5年以下の懲役
もしくは500万円以下の罰金か
その両方。
行政処分の課徴金納付命令の
対象にもなる・・
と規定されているそうです。
栗尾元副社長によるもの
となると
インサイダー取引を熟知している
だけに、
なおさら始末が悪い。
実は以前より、同社には悪い噂が
絶えなかったらしい・・
同社には本件以外にも
東証規程の適時開示ルールに
抵触か・・
という報道もあったそうです。
という事は・・
構造的な問題なのか？
上場会社を専門にアドバイスする
コンサル会社である・・
IRジャパンが起こした不祥事です。
完全なガバナンス違反だ・・
それなのにIRの社長は、
副社長を慰留させようとしたって・・
副社長の人事責任は言うまでも無く
寺下社長にあります。
副社長は雇用契約ではなく
委任契約なのです。
普通であれば、委任契約の
取り締まり役が
成果を上げていない場合は
責任を取って辞任するのが当然・・
それなのに株主総会で・・
副社長は社長に慰留された・・
全くガバナンスがなっていない・・
IRジャパンはどうなっている・・
という株主の声が聞こえてきます。
栗尾副社長の社内評判は、
副社長は業務に関与せず・・
役員報酬泥棒・・
と言われても仕方ないような
働き具合だったようです。
おまけに接待交際費だけは
一番多かったのだそうです。
自他ともに成果を上げていない
副社長を慰留しようとしたって・・
寺下社長は一体、何を考えているの？
元役員のインサイダー取引疑惑に関し、
寺下史郎社長は・・
「株主の皆様には多大なるご心配を
おかけして誠に申し訳ございません」
と陳謝した・・そうですが、
なぜ？そんな人を社長は
スカウトしたのか？
栗尾副社長について・・
インサイダー疑惑の
元副社長・栗尾拓滋氏は
1990年に野村證券に入社・・
法人営業を中心に歩んだ
証券マンです。
2013年4月にIRジャパンに
法人ビジネスのプロとして
クライアント企業の拡大に
貢献したことで
代表取締役副社長や
最高執行責任者にまで
なったそうです。
しかし‥その栗尾氏には
別の顔も・・
かなりの遊び好き人間だった
という話です。
よく銀座の高級クラブで
目撃されていた・・
栗尾氏は座持ちも良く、
夜の街で築き上げた人脈も多く、
女性にも良くモテる・・と
評判だったそうです。
この度の情報漏洩も、親しい女性から
漏れて行ったのでは・・
という事です。
IRは上場会社をコンサルするという
コンサル会社です・・
その副社長がインサイダー事件を
起こしていたとは・・
しかもIRの現場とは全く関係なく、
副社長による・・
夜の街での、親しい女性への情報漏洩・・
という事ですから、あきれます。
問題なのは・・寺下社長です。
副社長が取り締まり役として
不適切な行為をしたことを知りながら
それを黙認しようとしたことです。
栗尾氏自身も、責任を取って辞任したいと
申し出ているにもかかわらず慰留した・・
という事です。
こんな社長で大丈夫なのIRジャパン・・
いいはずがありません・・
株主が納得しません。
と言うわけで・・2022年11月1日より
新体制に代わりました。
株式会社アイ・アール ジャパンは、
さらなる企業価値向上に向けた
経営体制を強化することを目的に、
新経営体制へと移行・・
2022年11月1日付で、代表取締役社長に
北村雄一郎が就任・・
取締役副社長に石垣昭之輔が
就任しました。
前代表取締役社長である寺下史郎は
取締役に就任‥という事です。
新社長の北村氏のあいさつ・・
『このたびアイ・アールジャパンの
代表取締役社長を拝命した
北村でございます。
当社の持株会社である
アイ・アールジャパンホールディングスの
元役員に対する証券取引等監視委員会
による調査を巡っては、
お客様をはじめとする関係者の皆様に
ご心配をおかけし、深くお詫び申し上げます。
当社としてこれを厳粛に受け止め、
新たなガバナンス体制のもとで
信頼回復に努めて参る所存です』
という事ですが・・かなり厳しい
船出となりそうですね。
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