こんにちは。
桑原通夫です。
サウジファンドにお金を
吸い取られているソフトバンク・・
5兆円を7％の金利で貸していた
というサウジファンドには
3500億が入るのです。
つまり‥ソフトバンクは業績に関係なく
サウジファンドに金利だけで毎年
3500億を支払っているのです。
それだけではなく、
毎月の元金返済×借入年数と考えると
頭が混乱しそうな金額ですね。
よくも借りたな‥と思うし
よくも貸したな‥とも思います。
もちろん‥お互いに大丈夫と
思って契約したわけですから、
凡人には理解不能・・
と言うレベルですね。
そもそもソフトバンクって
何をやっている会社？
携帯電話会社ですか・・
会社ですか・・
それとも、Yahooジャパンの親会社ですか・・
いいえ‥違いました。
ソフトバンクは、投資会社だったのです。
ソフトバンクが最も力を入れているのは
事業ではなく、『投資』なのです。
孫正義会長兼社長は・・
2020年3月期第1四半期決算
の会見で・・
ソフトバンクは「もはや事業会社ではない」
と発表しました。
モノづくりではなく、投資会社になると
宣言したのです。
そのソフトバンクの投資部門が、
ビジョン・ファンドです。
ソフトバンク・ビジョン・ファンドは、
世界最大のテックファンドです。
投資を行う会社だ・・という事です。
その運用規模は970億ドル
（約10.5兆円）で、
「10兆円ファンド」なんて
呼ばれることもあります。
このうち、33.1%（2019年6月末時点）を
ソフトバンクグループが
出資しています。
このファンドの設立を発表したのは
2016年10月。
サウジアラビアの政府系ファンドも
投資するということで当時、
話題になりました。
孫さんは、オイルマネーと
手を結ぶことで、
巨額の資金を確保することに
成功したわけです。
しかしこの時の、サウジファンドからの
出資金の5兆円は・・
実は借入金だったのです。
しかも・・年7％という高金利です。
一体、孫正義社長は
何を考えているのか・・
2023年3月期の
第一四半期決算の発表会見で
孫社長は・・
この8カ月間で約5兆円の赤字を
出したことを、しっかりと反省し
戒めとしたい・・と話しました。
ソフトバンクグループは
2021年の3月期には4.9兆円という
過去最大の純利益を出していました。
その1年後に・・それを上回る赤字を
出したことになります。
赤字の最大の理由は・・
世界的な株価下落と円安によるものですが
SBGは2017年のＳＶＦ以来・・
投資会社としての性格を
強めて来ました。
近年、金融緩和の流れから
世界的な株価の上昇もあり
かなりの恩恵を受けていました・・
ところが、世界が今度は一転して
金融の引き締めを行ったことで
株価が急落・・
同時にSVFも急速に悪化し、
負債も増加した‥という事です。
創業以来、最大の赤字を出したことで
孫社長は・・
真摯に反省し、すべては指揮官である
私の責任だ・・
そして今後は守りに徹するとまで述べて
人員削減などのリストラにも
取り組むことを表明した・・
ということです。
過去にも数々の窮地を切り抜けてきた
孫社長ですが、ここまでくると
もはやギャンブルのような気がします。
かなり追い込まれている・・という
状態で、今後の展開が注目されます。
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