世界はどのようにして豊かになったのか・・

こんにちは。

桑原通夫です。

 

豊かさの誕生・・という

本から・・

 

著者はウィリアム・バーンスタイン

 

アメリカの「投資情報サイト」

を運営していて

歴史研究や投資理論家としても

有名な方だそうです。

 

バーンスタインによると・・

世界が豊かさを増して行ったのは

1820年以降の事だそうです。

 

それまでは、農耕社会だった

ことに加えて

宗教(キリスト教)が原因で

 

社会が物質的に豐になる事を

阻害していた・・というのです。

 

この二つにより、人々が

自由闊達に行動できなかったため

 

経済的に豊かになる事に、

ブレーキが

かかっていたそうです。

 

バーンスタインが言うには、

世界が豊かになるには、次の

ようなことが整備されること・・

 

まずは・・

私有財産

科学的合理主義

資本市場

効率的な輸送手段

効率的な通信手段・・

 

という5つの要因が整う事が

必要だったというのです。

 

 

それまでのヨーロッパでは、

カトリック教会が金融と

資本形成に、反対の立場を

取っていました。

 

そのことが人々の創意工夫や

自由な発想を阻害していた・・

 

そのことが原因で

社会が豊かになれなかった・・

と言っています。

 

という事で、世界が豊かになった

のは、1800年前後の事であり

GDPの伸びで言えば・・

正確には1820年以降の事

なのだそうです。

 

1820年ころの世界とは・・

ヨーロッパ社会では

それまでの農耕社会だったのが

 

18世紀後半にイギリスで起きた

産業革命により、生産量が

画期的に増していきました。

 

ヨーロッパが農耕社会から

工業社会に様変わりしたのです。

 

豊かさの誕生とは

経済的豊かさの事である・・

と仮定した場合、

豊かさは、GDPであらわす

ことができます。

 

1820年以降の世界は

GDPが急カーブで上昇して

行きました。

 

ヨーロッパがそれまでの

農耕社会から工業社会に

移って行ったことで

 

世界は急速に豊かさを

増して行った・・と

いうのです。

 

農耕社会では・・

労働力が2倍になっても

生産力まで2倍にはならない・・

 

人工が増えれば増えるほど・・

生活は貧しくなってしまう・・

 

労働力を増やしても

生産力が増えるのはわずかであり

 

労働者の人数が多くなるほど

1人当たりの生産量は逆に

少なくなって行く・・

 

労働力→2倍=生産量→2倍 

には、ならないのです。

 

農業とはそういうもので

単純に労働時間を長くしても

 

土地を増やしたりしない限り

生産量はふえない・・

 

農業で生産量が増すのは

労働力ではなく、別の要因・・

つまり、土地が肥沃なのか・・

痩せた土地なのか・・

なのです。

 

人口が増えても

1人当たりの豊かさには

直接的に繋がらない・・

 

むしろ人口が増えるの程

食料消費も増え、貧しくなる・・

と言う事です。

 

人工が2倍になれば、当然

食料も2倍必要です・・

 

しかし、農耕社会では

労働力を2倍にしても

生産量は2倍にならない・・

 

そのため、人口が増えるほど

国は貧しくなって行く・・

 

中国の1人子政策が

そのいい例です・・

 

人口増による貧しさの

解消のために

行われた‥という事です。

 

しかし、産業革命以降・・

工業社会になると話は別です。

 

工業社会では、資本が加わります。

 

資本を投下することで

労働力を2倍にしなくても

生産力を上げることができたのです。

 

資本の投下により、大幅な設備投資

を行い、同じ人数でも

生産力は・・10倍100倍と

増やすことができたのです。

 

設備だけでなく、労働者が熟練すると

更に生産能力も向上します。

 

産業革命により・・

世界のGDPは急上昇したのです。

 

1820年とは

工業社会に必要な5つの要素・・

すべてそろった時代なのです。

 

その5つについて、簡単に説明します。

 

まずは・・

私有財産権・・が出来たことで

自分で稼いだものが自分のものに

できるようになった。

結果・・労働意欲が向上していった。

 

科学的合理主義・・1820年以前は

キリスト教が邪魔をして

人々の自由な発想を阻害していた・・

そこから解放されて

観察→仮説→検証 が出来るようになり、

化学が発達していった・・

         

資本市場・・・金融市場が出来たことで

市場で資金調達が可能となり

設備投資を行い、生産力が伸びたことで

金融経済が盛んになり

債券市場や祖証券市場も誕生した・・

 

通信手段・・郵便や新聞・電報等の

発展により、宣伝広告が発達していき、

市場が拡大した・・

 

輸送手段・・鉄の蒸気船や蒸気機関車

誕生により、海運や陸運事業が発達して

輸送コストが大幅に改善されて行った・・

低価格で大量郵送が可能となった。

   ・・・以上・・・

 

このようにして、

世界は経済的に豊かになって行った・・

という事です。

 

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