こんにちは。
桑原通夫です。
節税について・・
考え方の違いですが、
税金を出来るだけ払いたくない人と
税金を多く払えるようになりたい・・
という人がいます。
どちらの方がより豊かになれると
思いますか?
節税とは・・税金などで出来るだけ
お金を払わないで済むように
工夫することですが・・
税金をごまかすことではありません。
当たり前ですが、
正しい納税は国民の義務です。
ところが良く勘違いをする
経営者がいます。
利益が多くなると国にお金を
持っていかれる・・
だったら、給料を高くしたり、
経費を多くしたりして
出来るだけ利益を出さないように
する方が賢い・・と。
しかし・・それは間違いです。
説明しますと・・
納税を少なくしたい
↓
販管費を多くする
↓
課税所得も少なくなる
↓
納税額も少なくなる
↓
納税後の純利益も少なくなる
↓
株主配当も少なくなる
↓
利益剰余金も少なくなる
↓
借金経営から抜け出せない・・
という事になるのです。
正しいのは・・次の通りです。
無駄な経費を使わない・・
↓
課税所得(税引き前利益)も大きくなる・・
↓
納税額も大きくなる
↓
納税後の純利益も大きくなる
↓
株主配当原資も大きくなる
↓
利益剰余金も大きくなる・・
結果・・自転車操業と
おさらばできる・・ということです。
結局、きちんと納税をすることを
考えた方が、
最終的に経営は安定するからです。
税金を払いたくない‥という気持ちで
経営をすれば、自然に消極的になり・・
当然売り上げを伸ばすことも
出来ません。
粗利=課税対象額となりますので
いつの間にか・・粗利が少なくなります。
お金がなければ‥いい人材も集まりません。
設備投資もままならず
増々売り上げが下がります。
結局自転車操業から逃れられない
経営になってしまうのです。
事業を始める‥という事は
何かの形で社会貢献する事・・・
でもあります。
世の中に役立つ仕事をすることで
お金を得ることができる・・
↓
その一部を納税することで
社会貢献が出来る・・
↓
事業の信頼・信用につながる
↓
企業の目的が果たされる
という風に考えれば
最初から納税することを
頭に入れて経営すべきです。
納税額が増える‥という事は
手元に残るお金も増える事になります。
節税を気にして・・消極経営になるか
納税を意識して・・積極経営をするか
無駄を省くことで利益は増えます
節約と節税は全く違います。
節約→利益が増える
節税→事業が小さくなる
多額の納税者が増えるほど
国は豊かになります。
国民全体が節税に走れば
国そのものが貧しくなるだけです。
良く働いて、良く儲けて、
良く消費することで
経済は豊かになるのです。
節税とは・・集めた税金をどう使うのか・・
政府が心すべきことなのです。
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