15年で企業の負債が2倍になった・・それが問題ですか・・

こんにちは。

桑原通夫です。

 

リーマンショック後の

15年間で、世界中の企業の

負債額が1900兆円になったそうです。

 

世界中の7700社の企業負債額が

2008年の金融危機以前に比べると

約2倍に膨らんでいる・・

 

これは危険なことでしょうか?

そうとも言えません・・

というのも家計と企業会計

別物です。

 

企業は家計とは違い・・

企業の負債が増えることが

即・・マイナスにはなりません。

 

問題は借金を何に使うか・・です。

 

家計の場合は‥

収入-支出=収支ですが

企業は・・

収益-費用=利益となります。

 

家計の支出は基本、何に

使っても自由です。

お金は自分のものだから・・

 

しかし借金となると違います。

借りたお金は自分のものとは

言えません。

 

家計での借金は地獄への

入り口・・ということにも

なり兼ねません。

 

家計の借金は投資というより

消費になるのが殆どです。

 

自分の欲望を満たすために

足りないお金を借りる・・

という場合は

借金に歯止めが効かなくなります。

 

家計は収入の範囲内であれば

何に支出しようが自由です。

 

しかし・・収入以上の支出は

地獄の入り口になります。

 

企業の場合は違います。

企業の利益は・・株主の利益

 

企業の場合、利益は自分のもの

ではなく、株主のものです。

 

経営者は株主からお金を預かって

運営をしているだして

企業に株主が求めているのは

純利益の最大化だけです。

 

つまり企業が借金したお金は

利益の最大化のために使うのです。

 

企業にとっての負債は投資となり、

その結果次第では

天国にも地獄にもなるのです。

 

つまり企業の場合・・負債が増えるだけで

地獄行とはならず、

 

負債の結果

利益の最大化

企業の成長・・

にもなるのです。

 

企業で借金するそのお金というのも

元々は家計の余金です。

 

家計で余ったお金が銀行へ・・

そして銀行→企業へ行きます。

 

企業が借り入れをしなければ

銀行へ預金が増えるだけで

市場にお金が回らず

消費も沈下してしまいます。

デフレ経済になってしまいます。

 

企業にお金が余る・・

企業が借金をしない・・

となると

 

銀行にお金が積みあがるだけで

市場にお金が回らない・・

銀行にも利益が生れない・・

 

デフレスパイラルになる。

 

デフレは最悪・・です。

経済は一気に沈んでしまいます。

 

そこで企業に成り代わり

国が借金をすることになります。

 

企業では資金調達のために

借り入れをすることが問題なのではなく

 

あくまでもその資金の使い道です。

 

純利益の最大化につながる借金は

大いに結構なわけで

企業が借り入れをしなければ

経済は回らなくなるだけです。

 

企業の負債を家計の借金と同じに

考えるのは間違いです。

 

企業の目的は利益の最大化

借り入れで純利益が増えれば

いいだけの事です。

企業の負債は・・

入口よりも出口が問題。

 

ただし・・債務超過は別の話です。

負債が資産を上回れば・・債務超過です。

そうなると資産を処分しても

負債が残ってしまうので・・

最悪の場合、倒産になります。

 

負債は家計と企業では意味あいが

違う・・と言いましたが

 

家計でも債務超過は・・自己破産にも

繋がります。

 

そういう意味では出来るだけ借金はしない・・

というのが理想ですが

 

企業が借金を惜しむと経済は縮小します・・

企業が倒産するのは借金よりも

キャッシュフローが滞る事です。

 

市場にお金が増える‥という事は

何処かで借金も増えるからです。

 

企業も国も借金をしなくなれば

経済はストップしてしまいます。

 

家計の借金と国の負債も違います。

 

国の負債と同じ額だけ

国民の資産がある‥という事です。

 

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