王者「花王」が大苦戦中・・その原因は戦略ミスか・・・

こんにちは。

桑原通夫です。

 

花王構造改革は失敗・・

というニュースが。

 

日用品では国内王者である花王

収益の悪化に苦しんでいるそうです。

 

一体何があったのか・・・

 

花王と言えば次の3つ・・

ビオレ・アタック・メリーズが

思い浮かびます・・

 

ビオレは洗顔材、アタックは洗剤、

メリーズは紙おむつ・・という事で

花王の主力商品は日用品です。

 

その花王が今、苦戦中ということです。

 

花王の戦略は‥高付加価値で高価格製品へ

と舵をきりました。

しかし、花王と言えば日用品の製造販売です。

 

日用品=低価格×多継続 を狙うもの・・

贅沢品=高価格×小継続 でも成り立つ・・

 

花王が扱っているものは

洗顔・洗剤・おむつ・生理用品・化粧品・・

と言った日用品です。

 

つまり経営戦略としては

低価格×多継続・・を狙うべきです。

 

しかし‥高品質で高付加価値路線を狙った・・

その理由として大きいのは

花王の社長が研究開発部出身だからです。

 

先代社長と今の社長の二人は

どちらも技術重視の経営者なのです。

 

良い商品を作れば売れる・・

高品質→高価格で売れる・・

という考えが基本にあります。

 

しかし扱っているのは日用品です。

日用品=低価格×多継続・・を

追求するのが最も経営安定化の道です。

 

ところが技術に自信がある社長が

2代にわたって続いたことで

 

高技術→高品質→高利益・・

という流れになってしまった・・

 

その結果・・大幅な収益減に

なってしまいました。

 

日用品の王者である花王

全ての分野で売り上げダウンが起きて

苦境に陥っている‥という状況です。

 

慌てた花王は・・

アイテムを絞ることにしました。

30品目→19品目へ・・

しかし‥まだまだ多い・・

 

日用品の分野はライバルも多く

出現する世界です。

 

毎日使うものですから

消費者にとっては安いのが

一番の魅力なのです。

 

他社製品と多少の品質の差は

あったとしても

日用品を選ぶ基準は・・

拘りよりも低価格です。

 

技術畑出身の社長には、

そこが理解できなかったのか・・

 

技術に絶対の自信を持つ花王としては

新商品開発に力を入れ過ぎだ感じです。

 

ライバル他社から見れば・・

花王が価格競争を仕掛けてくることが

一番の脅威なのです。

 

所が花王

真逆の方向に走ってくれました。

 

良いものを作れば高くても売れる・・

技術・技術・・という事で

高付加価値路線を取ってくれたおかげで

ライバル他社は一安心です。

お陰様で花王のシェアを食っている・・

という状況です。

 

消費者は日用品に何を求めているのか・・

 

花王の経営陣は、

原点に立ち返って、もう一度

構造改革をやり直すべきです。

 

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