日本取引所のCEOは投資の素人です・・偉そうなことを言うな・・

こんにちは。

桑原通夫です。

 

日本株式取引所で働く人は

自分で株を買う事が出来ません。

 

日本取引所自主規制法人では、

 

東京証券取引所や大阪取引所で

インサイダー取引が行われていないかを

チェックするために・・

 

株式の発行や倒産・・あるいは

合併及び決算に関する情報等・・

 

投資家の投資判断に重大な影響を

与える会社情報が公表された

全ての銘柄を対象として

 

その売買動向等を日々分析しています。

 

そして、インサイダー取引と疑われる

取引については、

証券取引等監視委員会に報告

しています。

 

所謂、売買審査というものですが

インサイダー取引とは

会社の内部情報を知る人が

情報公開前に株式売買を行う行為です。

 

このようなインサイダー取引

禁止されているのは言うまでも無く

証券市場の公平性を保つためです。

 

金融商品取引法の第38条・・

あるいは内閣府令の第117条により

 

銀行や保険会社で働く役員や社員が、

投機目的で有価証券の売買などを

行うことも、禁止されています。

 

さて話を戻しますが・・

株式取引が出来るのは

自分でお金を出して

株を買える立場の人だけです。

 

自分のお金で投資して・・

失敗して初めて株を理解できる・・

 

より多くの失敗を経験した人が

より多くの教訓を得て

 

株売買に強くなって行くのです。

 

言い方を変えれば、

誰よりも自分のお金を溶かした

ことがある人が

 

そのつらい経験を乗り越えて

落とし穴を避けながら

上手に歩けるようになるのです。

 

だから、株式投資は‥やらない人は

100%、上手くならない。

 

日本取引所のCEOは

株を買うことができません・・

 

だから、株についてはド素人と同じです。

 

株式市場の株価が変動するのは

自分のお金で株を買う人がいるからです。

 

自分のお金で買った株を売る人が

いるからです。

 

また日本株市場のメインプレイヤーと

言われる機関投資家

 

銀行や保険会社の資金を運用するプロですが

自分のお金で投資しているわけでは

ありません。

 

その中でもGPIFは・・私たちの年金積立金の

一部を運用しています。

世界最大の機関投資家とも呼ばれていて

190兆円の資金を委託されています。

 

そのような機関投資家がどんな銘柄を

狙っているかで

株価も上下するわけです。

 

ただし、機関投資家は・・

顧客の資金を預かっている立場であり、

リスクの高い投資は出来ません。

 

GPIFも法律上で

「運用は、安全かつ効率的に行わなければならない」

と定められているので

安全な投資先を探る上では大いに参考になります。

 

ところが問題は・・日本取引所です。

日本取引所グループの山道CEOは

企業に対し、

 

投資家との対話や経営指標として

PBR(株価純資産倍率)などを持ち出して、

経営改革を訴えてきている・・

 

特に日本取引所のトップであるCEOが

欧米に比べて

日本はPBRが低い・・

 

昨年時点でTOPIX500の43%が

PBR1倍割れ・・米国は5%しかなく

欧州も24%に過ぎなかった・・

 

日本の1倍割れは多すぎる・・

というような注文を出しました。

 

しかしそもそも日本と欧米では

企業経営の価値観が違うのです。

 

だからPBRの数字も違って

当たり前なのです。

 

欧米は継続よりも革新を重視・・

日本は革新よりも継続重視です。

 

欧米の起業家は・・世界を驚かすような

花火を打ち上げたいのです。

 

だから利益剰余金をあまり積みません・・

 

あのAppleでさえ利益剰余金は・・

47年間で2065億円だけです。

 

時価総額430兆円の会社でさえ

この程度の剰余金です。

 

欧米企業は、利益の積み立てには

無関心です。

 

出た利益は再投資に回す・・

あるいは自社株買いを行なう・・

 

つまり、負債を増やすことで

純資産の比率を低下させているのです。

 

どうして?・・

 

純資産を下げれば・・

ROE当期純利益÷純資産)は上昇・・

PBR(株価÷純資産)も上昇する・・

というのは当たり前だから・・です。

 

これは、あくまでもPOEやPBRを

気にする欧米の機関投資家

価値観です。

 

負債比率が多い企業を優良とは

考えにくいのが・・日本の投資家です。

 

日本企業は利益剰余金を積む

純資産が多くなる・・

PBRは低くなって当たり前・・

 

そんなこともわからず日本取引所

CEOが日本の1倍割れは多すぎる・・

などと発言するのは

自社株買いの促進になるのでは・・

 

手っ取り早く大規模な自社株買いで

PBRを引き上げようとすることは

企業の成長を犠牲にすることになるのでは・・

 

という批判も起きています・・

 

取引所には投資家がいません・・

だったらPBR云々は取引所が

いう事ではない・・

 

日本取引所の最高責任者=投資の専門家

じゃない。

 

傍から見たら超専門家のようだが

自分では株を買っていない・・

全くのド素人です。

 

だからそんな評論家たちの意見を

聞き入れて企業経営を行ったら

経営も株式投資も・・

結果は最悪になるだけです。

 

株はあくまでも自分のお金を投資して

失敗してお金を溶かしながら・・

学んでいくものです。

 

無傷で身につくものではありません。

 

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