こんにちは。
桑原通夫です。
ENEOSと言えば石油の
イメージが強いわけですが
実は金属事業にちからをいれている
会社だった‥という事です。
ENEOSは、ガソリン車衰退を
一早く察知し、
例え世の中が電気自動車
中心になっても、
生き残る方法を模索していました。
自分達には逆風となる流れを
逆手にとって・・
金属事業への切り替えで
利益を上げている・・
という事のようです。
脱炭素社会において
最もCO2を排出しているのは
石炭の消費です・・
石炭は発電用と鉄鋼用の
二つが主な用途であります。
銑鉄には石炭がかかせない
材料にもなっているのです。
石油は飛行機を飛ばすときの
ジェット油になり、
それに代わるものが現れない限り
今後とも必要不可欠な
エネルギー資源です。
自動車は電気に代わっても
飛行機は電気では飛ばせない・・
という事です。
その理由は電気で飛行機を
飛ばそうとすると・・
バッテリーの重さを考えれば
総重量が何十倍にもなるそうです。
それでは重すぎて・・飛ぶことが
不可能なのだそうです。
バッテリーで車を動かせても
飛行機を飛ばすことは
出来ないのです。
石油はエネルギー資源の他にも
あらゆるものに使われており
直ぐになくなるものでは
ありません。
しかし、社会全体では
少しずつ石油も減らしていく・・
脱炭素社会に向っており、
石炭程ではないにしても
緩やかな減少になって行くだろう・・
という見通しをENEOSは
しているようです。
ガソリン車→電気自動車へ・・
という事で、今後のENEOSは、
ガソリンスタンドから電気スタンド
への切り替えにも
対応していかなけばなりません。
そして電気自動車になると、
1台生産するに当り
ガソリン車の4倍程、銅を使用する事に
なるそうです。
そこに目を付けたENEOSは
銅の生産にも乗り出しているのです。
電気自動車になると銅の使用量が
今の4倍が必要となる・・
銅は銀の次に伝導体として優れているので
需要が伸びていくだろう・・
つまり脱酸素社会により‥
緩やかな石油離れが起こることを
予測して、
ENEOSでは、いち早く次の手を
打っていた・・・
という事のようです。
ガソリン車→電気自動車への流れは
これからも加速していくでしょう・・
電気自動車社会になっても
生き残れるために、
銅の生産に力を入れてきたのです。
売上高だけを見れば、現在でも
圧倒的に石油ですが
最大の利益を生んでいるのが
金属事業なのだそうです。
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