こんにちは。
桑原通夫です。
分散投資に意味はない・・とは
どういう事ですか？
あなたが市場全体・・
（例・S&P500ETF）に
長期積立をした場合、
年3.6％複利での資産拡大が
期待できます・・
このS&P500ETF一つに
投資した場合・・
アメリカの優良企業500社に
分散投資したのと
同じ効果が期待できる・・
という事なのだそうです。
ということは・・
自分で分散投資した場合、
つまり独自のポートフォリオを
作った場合に、
この3.6%以上の運用成績なら
分散投資に意味はあるが・・
それ以下なら・・全く意味がないのです。
分散投資の根拠は・・というと、
株価というのは、企業業績に
関係のない動きをする‥
という考え方があるからです。
簡単に言えば・・
不規則で予測できないものです。
つまり・・確率論となり、合理的な
根拠のないもの・・なのです。
という事で、
予測でききないのであれば・・
市場が上がったら上がる傾向のある
個別株と
市場が下がったら逆に上がる傾向のある
個別株の両方に分散しておいた方が良い・・
ということになります。
それも出来るだけたくさんに分散すれば
リスク回避が出来る‥
という考え方が生れたのです。
ランダムな株価を的確に予測するのは
不可能だ・・
だったら、よくわからないけど
沢山に分けて置けば、
全滅は防げるだろう‥という考え方が
分散投資の根拠です。
そして日本株だけでなく、
アメリカ株にも分散する・・
しかも不確実性が高い株だけでなく
債権にも分散したほうが良い・・
同じく日本の債券だけでなく、
アメリカの債券も・・
というのが分散投資の流れです。
こんなことを個人で勉強して・・
考えてやった結果が
3.6%よりも低かったら・・
全く意味はないのです。
自分で一生懸命に努力して・・
分散して・・たくさんの手数料を
証券会社に払って・・
その結果が、努力もしないで
3.6％が期待できるS&P500ETFよりも
低かったら・・意味はありません。
だったら最初から・・S&P500ETFを
買っておけばいいのです。
投資すればいいだけです。
ですから‥分散投資には意味はない・・
という結論になるのです。
しかし・・これは公開情報という
起業成績をもとにした考え方であり、
実際には株価というのは・・
公開された企業業績通りには動きません。
ランダムに動くものなのです・・
だから、予測が難しいのです。
株価は・・強欲で上がり、
恐怖で下がる・・と言われます。
その結果、企業価値よりも
はるかに高い株価と
企業価値よりもはるかに低い株価の
両方が存在し続けている・・
のです。
意味がないが
集中投資なら・・話は別です。
自分の絶対の自信のある1社に
資産の9割を投資する・・
そうすれば3.6%→15%にもなるのです。
つまり正しい投資法というのは・・
投資家自身が理解できていると
信じられる企業にだけ・・
まとまった額を集中投資することなのです。
もちろん・・100％ではありませんが
分散投資の限界が3.6％なのに対して
年15％もある・・
それが株式投資の世界です。
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