こんにちは。
桑原通夫です。
商売は値決めが全て・・です。
お客様がそのメニューを見て
高いと思うか・・・
安いと思うかの違いで
売り上げが大きく違ってくるわけです。
特に円安による値上げラッシュの今、
原材料費の高騰により
値上げは止む無し・・・
というのが当たり前のように
思われていますが
果たして・・どうだろうか？
確かに‥利益が少なくなれば
設備投資も出来ませんし
最悪の場合、継続も出来なくなって
しまいます。
原材料費の高騰を価格転嫁するのは
非難されることではないかもしれません・・
しかし・・現実的に見ると
お客様がお金を払う場面は他にも
沢山あるわけです・・
その都度、値上がりを意識せざるを
得ないわけで、
そうなると・・たとえ500円の値上げでも、
その月全体では・・
数万円になることも、有り得るわけです。
となると・・500円アップにもお客様は
過敏に反応するかもしれません。
給料が上がらず、可処分所得が
目減りする中で
何人がオシャレ支出を重要視して
くださるのか・・
読みにくい所です。
その分‥更に技術サービスに
力を入れることで
お客様には納得していただける
と考えるべきなのでしょうが、
逆にみんながあげている時に
踏ん張れれば、
好印象を与える事も出来ます・・
500円アップしても失客数と売り上げ増分で
最悪、ペイできれば良し・・
しかし、逆の場合もあり得ます。
もちろん・・値上げをしなかったら
苦しくなるのは当たり前・・
踏みとどまる事で、お客様が増えることは
考えにくいのです。
物価高騰→値上げ無し→利益減少・・
と言う流れは避けられません。
専門家（コンサル・会計士等）は皆さんが
値上げすべきだ・・と口をそろえます。
いずれにしても・・経営者が
一番悩むのが、この値決めです。
適正価格と言っても
売り手側の適性感と
買い手側の適性感が違えば
売れません・・
同じ美容室のメニューでも
立地条件も違えば
扱う材料や技術も違います。
当然、価格にも総合的な
理由があっての事です。
今の時期だと‥どんな理由をつけても
便乗値上げか・・
と思われることは、否めません。
本当に悩ましいのが・・値決めです。
結論・・美容室クチュールは当面、
値上げを据え置きます・・
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