戦略とは戦争から生まれた言葉・・ビジネスと戦争は似て非なるもの・・

こんにちは。

桑原通夫です。

 

戦略とは・・

もともと軍事用語で、戦争に勝つために

考え出されたものです。

 

それを企業経営に活かそう・・

ということで

経営会議等の中でも度々、

戦術や戦略という言葉が盛んに

使われるようになったのです。

 

戦争が始まったのも農業が起きてから・・

とも言われています。

 

そもそも人類の戦いは・・

環境との戦いでもあり

究極は、飢えと寒さとの

戦いでもありました。

 

温暖で肥沃な土地で暮らす人々は

幸せですが、

一方、痩せた土地や気象条件の

厳しい土地で暮らす人々にとっては

過酷な生活となります。

 

恵まれた土地で暮らす人々が羨ましい・・

仲間入りしたい・・

でも簡単に仲間に入れてはもらえない・・ 

だったら、力尽くでも奪ってやろう・・

となっていったようです。

 

狩猟民族時代には・・戦争はなかったそうです。

人口も獲物が得られる分しか、増えませんでした。

 

ところが農業革命が起きてから、

食料を増産できるようになりました。

備蓄も可能になったのです・・

 

定住が始まり、食料の増産が

可能になった分、

人口も増えていきました。

 

温暖で肥沃な土地は他国から見ても

羨望の的でした。

 

当然、指を咥えてみているだけでなく、

侵略が始まりました。

 

食料を確保するため、肥沃な土地の奪い合いが

戦争だったのです。

 

戦争と同時に戦術や戦略も生まれていきました。

 

つまり生きるため必死に考えられたのが

戦術であり戦略だった・・ということです。

 

ほしい結果が先にあってこそ

戦略が必要になった・・

 

その戦略を遂行するために

どんな戦い方をするか・・

という戦術が考え出されていったのです。

 

目的がなければ、戦略も戦術もいりません、

目的、つまり目標であるゴールを意識すること。

 

企業であればその年の売上目標を設定・・

それに向かって戦略を練り

戦術を決めていくことです。

 

ゴールも決めずにとにかく頑張れ・・・では

結果に結びつきません。

 

ゴルフでも同じです。

結果バーディーではなく

バーディーを確実に取るためには

その前の一打をどこへ運ぶか・・

 

そのためには最初の一打をどこへ置くか・・

逆算して考えることです。

 

すべてがうまくいくことなんてありませんが

戦略なくして戦術なし・・

ということです。

 

もちろん、戦争とビジネスは違います。

 

経営で最も重要な視点は・・

企業にとって重要なのは競争よりも

創造です。

 

ライバル企業と戦うのではなく

顧客に焦点を当て

顧客のために価値を作り

提供することに焦点を

当てるべきです。

 

戦争は相手があって

相手に負けないように

戦略や戦術を練って戦うことですが

ビジネスでは競合は関係ありません。

 

ビジネスで競合を意識すると

類似品をたくさん作る事になり

結局は価格競争に巻き込まれるだけです。

 

ビジネスで重要なのは、顧客が欲しがるもの・・

今までなかった新しい商品を

作り出すことです。

 

または・・今ある商品をもっと楽に

もっと早く、もっと簡単に

 

顧客が手にすることができるような

サービスを提供することです。

 

ですからライバル他社との競合では

ありません。

 

競合は全く関係ありません。

創造です・

価値のある創造を目指すことで

価格競争に巻き込まれることなく

生き残って行くことができるのです。

 

ですから本当であれば、戦争の戦略と

経営戦略とは・・

似て非なるものなのです。

 

最後までご覧いただきありがとうございます。