こんにちは。
桑原通夫です。
コンサルタントの仕事とは・・
経営コンサルタントの仕事は・・
企業の状況を調査・分析し、
問題を抽出して・・
仮説検証し、
最適な戦略プランを
立案することです。
その後、実際に
実行するのは‥依頼主側です。
だから・・いくら適切な戦略を
提示したとしても
結果が出くかは・・依頼者側次第なのです。
戦略を立てるまでは請け負っても
実践するのは‥当事者側です。
簡単に言えば
コンサルの仕事とは・・
問題を明確にして・・経営者に提示すること。
そこまでです。
やるかやらないかは‥経営者次第となります。
得てして経営者というのは
問題の本質から目を背ける傾向があります。
問題があることは理解していても
本気でその問題に立ち向かおうとせず
先送りしたがるものです。
そして問題を複雑化したがる
傾向があります。
手を付けられないでいることへの
言い訳が欲しいのです。
自分が取りかからないのは・・
一筋縄ではいかないからだ・・
問題はそう単純ではない・・と。
人も金も時間もかかる・・あれこれと
出来ない理由を並べて
本質から目を背けようとする
経営者が多いのです。
どんな企業でも・・本質的な問題は
そう複雑ではありません。
理論的には単純なのです・・
結局、やるかやらないか の問題です。
それも経営者自身、わかっているのですが
自分の行動力の問題‥という事実から
目を背けてしまう・・
言い訳をしてしまうのです。
やらないのではなく・・・
問題が複雑なため、慎重に構えている・・
そう思い込みたいだけなのです。
どんな問題でも・・本質は単純なものです。
それを認めてしまえば
自分の無能さが露呈してしまう・・
だから、問題は常に複雑で解決が難しいもの・・に
しておきたいのです。
コンサルは、違います。
コンサルの役割とは、本質を見極めることです。
問題を単純化させることです。
体の中のどこにがん細胞があるのか・・
ＭＲＩ診断をするようなものです。
経営者が表面上からは見えない
体の中身をスキャンすることです。
あなたのがん細胞は・・ここです。
これを取り除きましょう・・と
アドバイスするのが、コンサルの仕事なのです。
本質的な問題は何か？‥という事を
ハッキリと示してあげること・・・
それまでです。
よく・・解決策まで考えるのが
コンサルの仕事だと思っている人がいますが
それは違います。
がん細胞がどこにあるか・・それを見つけ出して
上げるまででいいのです。
その後、どんな治療法を選択するのかは
経営者の仕事だからです。
問題を発見するまでがコンサルの仕事・・
問題を解決するのは経営者の仕事・・なのです。
人はだれもが見たくないものから
無意識のうちに目を背けようとするものです。
本当はしなければならないことに
気づいているのに・・・
先送りしようとする。
私も経営者・・そんな中の一人です。
そこを厳しく・・現実を直視させるのが
コンサルの仕事なのです。
コンサル選びは難しいものですね。
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