こんにちは。
桑原通夫です。
「ノイジー・マイノリティ」って何？
マイノリティ・・少数派ですから
うるさい少数派と言いますか、
声高な少数派・・の事だそうです。
反対語としては、物言わぬ大衆・・
サイレント・マジョリティという言葉
があります。
ノイジ―・マイノリティの厄介な所は
影響力が高い‥という事です。
声だけ大きくて・・中身がない場合が多く
どちらかというと、厄介な存在です。
SNSの世界でもいますが・・
情報発信を積極的に行い、
リードする側の人間で
全体の1割にも満たない少数派です。
あまり裏付けのない主張で
中身も乏しくても・・
声高に主張するため、
一般大衆は、耳を傾けやすくなり
その影響力は無視できない・・
いつの間にか、全体の意見のように
取られてしまう事もあります。
しかし・・逆に物言わぬ大衆が
離れる行く場合もあり、
結局は大失敗になる事も多いのです。
どの世界にでもいる・・
電話、メール、対面、SNSなどで
頻繁に苦情を伝えてくるお客さん。
クレーマーに近いような人々が・・
この対義語は、サイレント・マジョリティ・・
という事で、
「物言わぬ多数派」を意味します。
つまり、とくに苦情も言わなければ、
感謝の言葉も伝えてこない人が・・
多数派である・・ということです。
そのため、少数意見を聞きすぎると、
大多数のお客さんの感覚とはズレた
判断になってしまうことも・・
では、少数意見を取り入れると
必ず失敗するか・・というと
もちろん違います。
少数意見を上手く取り入れて
成功するパターンもあるのです。
どういうケース化・・と言うと、
1つ目のパターンは、
その少数意見が多数派の意見と
一致している・・多数派を代表
している場合です。
物言わぬ大衆の意見と
偶然一致している場合・・
数は少ないのですが、そういう場合は
マーケティングが反応します。
このように、希に多数派の意見を
一部の少数派が伝えてくれていた場合は、
有益である‥という事です。
もう一つのケースは・・
単価の高い商品を売る場合です。
住宅や自家用車等の購入の場合、
数千万・百万の単価になることが
あります。
こういった単価の高い商品は、
1件売れるだけでも十分な
売上になります。
そのため、大衆の意見を取り入れるよりも
少数意見を受け入れて、その少数派を相手に
ビジネスをした方が利益になる・・
という事です。
まとめますと、
1. 多数派の意見を少数派が
代弁している場合
2. 少数派に売れるだけでビジネスが
成り立つほど
単価の高い商品を売る場合
この二つの場合は・・
多数派のサイレント・マジョリティを
無視しても、ビジネスが成り立つ・・
という事です。
ただし・・1のケースは少なく、
2のような、マニアックなビジネスになる
場合が多いようです。
気を付けなければならないのは、
少数派にあわせてマーケティングを
改善すると、
それが改善にならず・・
最悪の場合、大衆がそっぽを向く・・
大失敗に陥ることが多い・・
という事です。
考えてみると、コロナウィルスに
翻弄されたこの3年間ですが
一部の人たちには、コロナウィルスなんて
元々ただの・・と言って
ワクチン接種も拒否した人達がいました。
もちろん・・少数派だったわけですが
やがて、日本も5月からは
ただのインフルエンザ扱い・・となります。
一体‥どういう事だったのか？
ただ製薬会社に踊らされただけなのか？
ワクチン接種を拒んだ人たとは
ノイジー・マイノリティだったのか・・
後世では、どのような解釈をされるのか・・
わかりませんが、
コロナに関しては私自身も・・・
サイレント・マジョリティだった
という事です。
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