こんにちは。
桑原通夫です。
信用取引とは・・
信用買いと信用売り（空売り）
があります。
信用買いとは
証券口座にあるお金で買える
以上の株を信用で買う・・
というものです。
しかしこれが法的に
認められるためには
銀行口座に、証券口座よりも
多額の預金があることが
前提条件になっているのです。
つまり証券口座には、お金がなくても
銀行口座にはお金がある・・
というのが信用買いの大前提
となるのです。
例えば・・
証券口座に１００万円が
入金されている場合・・
それの３．３倍の３３０万まで
信用買いができる‥
というものですが
実はこれは・・
証券会社から２３０万円を借りた
ことになるのです。
そして、信用買いした株は
６か月以内に売却して
借りたお金を返さなければならない・・
というルールになっているそうです。
もし６か月以内に株価が
10％下落してしまった場合・・
330万→10％下落→２９７万となり
この場合委託金が25％未満
となるので（６７万÷２９７万＝22.6％）
この場合、証券会社から
追加の証拠金（追証）を
求められることになります。
（６７万＋７．２万＝７４．２万＞25％）
つまり・・7.2万円の追加金を
払わなければなりません。
この追証が出来なかった場合は・・
たとえ６か月以内でも
証券会社が強制的に株式を
売却したうえで、貸したお金を
回収してしまうのです。
整理してみると・・
３３０万（１００万の自己資金）
の株を買った
↓
10％下落した・・
↓
２９７万になる（６７万の自己資金）
↓
追証がなかった場合・・
↓
２９７万で証券会社が強制的に売却する
↓
（２９７万－２３０万＝６７万）
結果として・・１００万入金があった
口座から
６７万しか返ってこないことになり、
３３万の損失となります。
そして１０％銘柄が下がることなんて
株式市場においては
常に当たり前に起きてしまうのです。
そこで初心者程、損失をすぐに
取り戻そうとします。
元を取ろうとして追証を続けてしまうと
損失が３３万以上に簡単に
なってしまう・・
そうなるとあっという間に
全てを失ってしまう事に
なり兼ねないのです。
そしてもう一つの信用取引である
信用売りについて・・
信用売りというのは
自分は株を持っていないのに売る・・
ということです。
空売りともいわれています。
証券会社から株を借りて売る・・
というよりも
証言会社は預かっている
他人の株を貸しをしているのです。
ですから‥信用売りをするという事は
貸した株は返す・・と言う信用の元に
売る‥という事です。
自分の証券口座にはない株を
証券会社から借りて売る・・
という事で
空売りと言われています。
例えば330万で借りた株が
10%上がった場合・・
330万→363万になり。この場合
含み損が33万円になります。
つまり‥この時点で
330万で借りた株が
363円で買い戻さなければ
ならない‥という事です。
ここで追証が出来なければ
証券会社は株を回収して
しまうのです。
その値段は363万円‥という事で
しかも空売りの場合は
無限大で損失が増えることもあるのです。
株価が下がった場合に
安く買い戻せるため
それが儲けになるのが空売りの
仕組みです。
株は上がる‥というのが
普通の考え方ですが
空売りは下がることを期待して
買う‥というのが特徴です。
ハッキリ言って普通の
感覚ではない・・
ギャンブル要素満載の取引
になるのです。
投資は‥ギャンブルではなく
あくまでも真剣に
企業の成長を応援して買う‥
というものです。
だから・・一旦買ったら、
長く保有する・・
一喜一憂せずに、どんと構えて
やるものです。
結論・・信用取引なんて
絶対に素人がするものじゃない・・
という事でした。
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