こんにちは。
桑原通夫です。
今日12月14日の井上尚弥の
防衛戦が地上波放送がない・・
一体どういう事？
調べて見ると・・・
3つの理由がありました。
一つはファイトマネーの高騰です。
米ラスベガスで行われた
防衛戦における井上尚弥選手の
ファイトマネーはおよそ100万ドル
と言われています。
日本円でおよそ1億円となります。
それまでは3千万が普通で・・
人気選手でも5千万とされていました。
それが井上の場合は1億・・という事で
放映権料も高騰したわけです。
二つ目は、フジテレビ側の金欠に
よるものです。
経営悪化の為、今年の11月には
希望退職者を募るような状態です。
とても高額になった放映権料を
支払う力はありません。
三つめは・・ボクシング界そのものが
ビジネスモデルを変化させたことです。
ＰＰＶ方式に踏み切ったという事で
全てを有料化することで収益を上げ
選手のファイトマネーも他の
プロスポーツ並みに
高額化することです。
それにより、もっとボクシングを目指す
子供たちを増やし、
ボクシング界そのものの
人気を高めよう・・という事です。
果たして・・今回の試みが
吉と出るか凶と出るか・・
4000円も払って見なくてもいい・・
という人が多ければ
真逆の結果になることもあり得ます。
テレビで見れなければ・・
ボクシングそのもののに
興味を持たない子供が多くなる
ことも考えられます。
一方では、日本チャンピオンになっても
ファイトマネーでは暮らせない・・
という厳しい現実もあり、このままでは
プロを目指すボクサーがいなくなって
しまいます・・
野球やゴルフのようにトップレベルに
なれば・・
年間数億を稼ぐのが当たり前です。
ボクシング界もそうするために
今回のＰＰＶのような試みも
解らないではありません・・
しかし・・野球もゴルフも
無料で地上波で見れます。
今後、いろんなプロスポーツで
似たような動きがあれば・・
益々テレビ離れが進み
結果として、プロスポーツ界全体で
スポンサー離れになるかもしれません。
せっかくの日本での試合です・・
コロナ禍のなかで・・
唯一楽しみでもある12月の
イベントです・・
ビジネスモデルを変える・・ことにより
裏目にならないことを祈るばかりです。
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