ベーシックインカムの失敗例・・ナウル共和国破綻

こんにちは。

桑原通夫です。

ナウル共和国って

ご存知ですか?

 

とても小さな島国ですが

この国はベーシックインカム

生活が出来た‥として有名です。

 

つまり国民は生活費を国から

支給されるため

全く働かなくても良い・・

と言われた国でした。

 

なぜ?そんなことができのか・

というと

豊富な資源に恵まれていた・・

からです。

 

国土面積は・・21平方キロメートル

という事で、

東京都の10分の1の広さです。

 

 

総人口は、1万人ほどですが

そんな国が世界有数の富裕国

として、

地上の楽園・・と呼ばれたことが

あります。

 

ちなみに、国土面積では・・

世界最小がバチカン市国です。

 

次に小さいのがモナコ公国・・で

ナウル共和国

世界で3番目に小さい国です。

 

そして、島国としては

世界最小の国なのです。

 

この小国が裕福になった理由は

海鳥たちの糞によるものでした・・

 

どういう事? 意味不明?

ですよね。

 

実はこの島国にはアホウドリ

はじめとした多くの海鳥たちの

生息地でもあったのです。

 

その海鳥たちの糞が長い間

堆積されて石化した・・

リン鉱石という資源に覆われて

いたのです。

 

つまり国土全体がお宝の山・・

だったのです。

 

良質なリン鉱石

化学肥料の原料として

高額で輸出されました。

 

それまでは漁業で暮らしていた

島民たちも貧しかった・・

 

ところが、

島中のどこを掘ってもリン鉱石

出てきますので

資源輸出大国になったのです。

 

そこで国策としてリン鉱石の輸出に

特化して・・

国民を養う事にしたのです。

 

労働者も外国から受け入れて

国民は一切働かなくていい・・

完全なベーシックインカムの誕生です。

 

ナウル共和国の1980年代の

国民1人あたりGDPは

2万ドルでした・・

 

わかりやすく言えば

当時の日本の2倍程です。

 

税金は0円・・

生活費は国からの支給・・

公共料金は無料・・

医療費も電気料も0円・・

 

おまけに結婚すると

2LDKの新築一戸建ての

住宅が国から支給される・・

という事です。

 

まさに・・地上の楽園・・

と言われたわけです。

そして公務員の給料は

大統領も国民も全て同額・・です。

 

リン鉱石の採掘作業を行うのは

海外からの労働者達であり、

 

レストランや、お店の経営も

労働も、外国人です。

国民は見ているだけ・・です。

 

働かないことにすっかり慣れた

国民は、食って寝るだけの生活・・

になり、3割が糖尿病・・です。

 

平均寿命も50歳未満だそうです。

 

しかし・・30年ほど続いた

楽園もやがて終焉が・・

 

最盛期には年間200万トンもの

鉱石を輸出していたナウル共和国

 

無計画に島全体を掘って

掘って掘りまくった結果・・

 

資源の枯渇が進み、
2002年時点で数万トン・・


2004年時点で数千トンまで

採掘量は減少したのです。

 

かつては森で覆われていた地表は、

灰色の大地になってしまいました。


リン鉱石価格も下落したので、

世界トップクラクラスの裕福だった国が、

あっという間に破綻した・・

ということです。

 

国家破綻となると電気が止まり、

水道も止まります。

 

国は破綻、国民も破綻、

失業者だらけ、肥満・糖尿で

早死にします。


失業率は9割、残りの1割の

95%が公務員です・・
犯罪も増加しました。


世界で有数の富裕国が、

あっという間に破綻国・・

になってし舞ったのです。


天国から地獄に堕ちた国の

話でした。

 

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