こんにちは。
桑原通夫です。
ロシアの強硬手段の
背景には・・
アメリカが『世界の警察』の役割から
退いた事があります。
アメリカは‥莫大な予算を使って
世界の平和に貢献してきました・・
もちろん、アメリカなりの都合が
あったからです。
第一はエネルギー資源の問題です。
アメリカは石油の輸入大国でした。
アメリカ国内で消費する石油の
大半が中東からの輸入に
頼っていました。
ところが・・
２０１３年のシェール革命により
石油問題は解決しました。
なっています。
もう一つの長年の懸念であった
米ソの「冷戦問題」も・・
１９９１年のソ連崩壊により
事実上、過去のものとなりました。
この二つの懸念材料が
なくなってしまった今
多額の費用を使ってまで
世界の警察として君臨する意味が
薄れてきたのです。
そして‥自国ファースト に
方向転換 したのです。
もうアメリカが世界ににらみを効かせる
時代は終わってしまった・・
そう思ったロシアは
今なら、ウクライナに侵攻しても
アメリカが軍隊を派遣することは
無いだろう・・そう判断した・・
ということです。
事実・・今のところそのようになっています。
アメリカは先頭に立って・・
世界と同調して、口ではロシアを
攻撃しています・・
経済制裁も次々と加えています。
しかし、ウクライナに軍隊を派遣して
ロシアとやりあう気は無いのです。
建前はともかく、本音では
他国の紛争には関わりたくないのです。
アメリカにも、地理的に見ても
ロシアにとってウクライナが
いかに重要な場所にある国か・・
よく理解しています。
アメリカが認めれば・・
ロシアが黙っていないことは
よく理解できています・・
そうなると・・アメリカも
軍事介入せざるを得なくなります。
だから、アメリカは
ウクライナのNATOへの
加盟を承認していなかったのです。
しかし‥ロシアの横暴を
見逃すわけには行きません。
中国もアメリカの出方を
注視しています・・
日本にとっても・・尖閣諸島問題や
北方領土問題にも
大きく影響してきます。
アメリカの出方次第で・・
中国が今後どのような動きをするか・・
気になるところですね。
憲法9条問題も、先送りせず
改定すべきだと思います・・
アメリカが世界の警察の役割を
放棄した今・・
戦争放棄を宣言したからと言って
何時どんな理由で他国が
侵攻してくるかもわからないのです・・
ロシアにしても‥中国にしても
日本にとっては危ない隣国です・・
いつまでも、平和ボケしている時じゃ
無いように思いますよ。
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