こんにちは。
桑原通夫です。
景気が後退しているのに物価が
上がる現象を、
スタグフレーションと言いますが
インフレーションと物価上昇が
同時に起こる事です。
日本は長い間デフレに
苦しんできました・・
これを解消しない限り景気の
回復はない・・
と言われております。
そこでリフレ派と言われる人たちは
意図的にでも、
緩慢なインフレを継続させることで
経済の安定成長を図ることができる・・
と考えています。
簡単に言えば政府や日銀が
長期国債を発行し、
無制限に買い上げることで
通貨供給量を増やし、物価の
上昇を図ろうという事です。
そもそもインフレとは・・
物価が上がることですから、
景気が良くなれば・・物価は
上がるのが自然です。
逆も真なり‥という事で
物価が上がれば・・景気も
良くなるだろう・・的な考えです。
日銀も、量的緩和により、
通貨供給量を殖やすことで・・
景気回復を図り
インフレに導こうとしているのです。
ところが今の日本は・・・
景気が悪いのにデフレ・・
という最悪の状況なのです。
不景気で、デフレ状態の時に
、意図的にインフレに導いて
景気回復を図る・・というのが
リフレ派の理論なのです。
ところがインフレ＝好景気
とはならない場合もあるのです。
インフレにも２種類あって・・
良いインフレと悪いインフレが
あるのです。
良いインフレとは・・
デマンドプル型インフレの事で
需要拡大により、品不足が起こり
物価が上昇する・・というものです。
悪いインフレとは・・
コストプッシュ型インフレで
製品を作る際に費用が増加してしまい、
それを賄うための物価上昇・・
という事です。
デマンドプル型は物価上昇とともに
賃金も上がるのに対して
コストプッシュ型は物価だけが上がる‥
というものです。
政府は・・コストプッシュ型でも、
とにかくインフレになればいい・・
と思っているらしいという事です。
原油価格の高騰や建築資材の
高騰などが起きており、コストプッシュ
が続けば・・
スタグフレーションの心配がある・・
らしいのです。
スタグフレーションとは・・
不景気なのに物価が上がる事で
給料が下がるのに物価だけが上がる‥
という事です。
そうならないことを祈るばかりですね。
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