こんにちは。
桑原通夫です。
「さとりとは・・さとらでさとるさとりなり。」
悟りは‥悟ろうとして悟るような
ものではない・・
というような意味ですが、
では・・悟った人とはどういう
人なのでしょうか？
物事をありのままに
見れる人・・です。
その結果として心が穏やかな人
になる・・ということです。
つまり、悟りを開けば常に心穏やかに
人生を歩むことができる・・というわけです。
では・・ありのままに見るとは
どういうことか・・
となりますが、それは物事には
必ず両面があります。
善と悪・・プラスとマイナス・・
陰と陽・・等。
その両面を見ることができる人が
悟った人・・なのです。
そして人間には欲望と
恐怖心があります。
何でも欲しがる心・・と
大切なものが失われていく恐怖・・
実は欲望と恐怖は一対になっていて
欲望がある限り・・恐怖はなくなりません。
ところが・・悟りを得ようと無理をすると
都合よく考えがちです。
どういうことか・・というと
それならば、欲望を捨てれば恐怖もなくなるだろう・・・と
考えます。
欲望と恐怖は一対なのだから・・・
一方を捨てれば・・もう一方もなくなるだろう・・
ということです。
でも・・これは大きな間違いです。
欲望を捨てる・・とは人間を捨てる
ようなものです。
欲望がなくなれば・・意欲もなくなります。
エネルギーが沸いてこなくなります。
経営者が欲を無くしたら…会社は
つぶれてしまいます。
社員も職を失ってしまいます。
日本国中に無欲の人で溢れたら
経済大国は維持できなくなります。
意欲とは・・欲望があるから出てくる力です。
それなのに、欲望を断ち切ろうとすることは
意欲も失うことになります。
睡眠欲も食欲も・・無くす方法は一つしかありません。
それは・・寝ることです。
食べることです。
同じようにあらゆる欲望は‥満たすことでのみ
消えていくのです。
満たす努力をする・・そして満たしてあげる・・
すると次の欲望が生まれれる‥
それもまた満たしてあげる・・
その繰り返しで人類は栄えてきたのです。
欲望は満たしてあげない限り・・
形を変えて現れてきます。
欲望がなくなるのは‥満たされたときだけです。
そしてすぐに・・別の欲望が生まれてきます。
お金が欲しかったら・・お金持ちになってみることです。
道徳観で欲望を封じ込めてはいけません。
満足する・・ことでその執着から
心を離すことができるのです。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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